兵庫県加西市のギャラリーVoid+にて、古書店・ATELIER(https://www.books-atelier.com/)と共に、印刷物と本の展覧会「nombre」を開催。クライアントワークの中からセレクトした紙ものを中心に展示しました。フライヤーは折り畳むと小さな冊子になる仕様です。

展覧会概要
意外に思われるかもしれませんが、本のデザインでは、ノンブル(ページ番号)の形や位置にこだわり、その決定に多くの時間を割くことは珍しくありません。
 様々な条件によって自然に導き出されるデザインにおいては、作り手の意図を表現できるノンブルの扱いから、デザイナーの個性や、ささやかな抵抗の意思を感じられることがあります。
 実際、この取るに足りない小さな要素が、余白のかたちを決定し、本全体のイメージを大きく左右する起点にもなり得るからです。
 一野篤とATELIERに共通する、そのような細部への眼差しを「nombre」という言葉に込めた本展は、両者の「つくる/選ぶ」仕事を紹介する機会となります。
 ATELIERのセレクトした本はもちろんご購入いただけます。暖かな春の季節に、ぜひ足をお運びください。

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  • photo: Hiroshi Nakamura